地鎮(読み)じちん

精選版 日本国語大辞典 「地鎮」の意味・読み・例文・類語

じ‐ちん ヂ‥【地鎮】

〘名〙 土木、竈造りなどのとき、陰陽道でいう方位の神の金神(こんじん)をまつること。
小右記‐長保元年(999)一〇月一一日「地鎮・釘貫等事如期令奉仕了者」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の地鎮の言及

【鎮壇具】より

…注意しなければならないのは儀軌に〈鎮壇〉の語がみえるのは真言宗だけということである。真言宗では壇を築く以前の供養を地鎮として瓶のみを埋め,壇を築いた後の供養を鎮壇として密教法具をはじめとする各種の品々を埋納している。一般には中世以降も〈地鎮〉と称したようである。…

※「地鎮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android