精選版 日本国語大辞典「土木」の解説
ど‐ぼく【土木】
〘名〙 (古くは「とぼく」とも)
① 土と木。比喩的に、飾らない粗野で素朴なものをもいう。→けいがい(形骸)を土木にす。
※大観本謡曲・谷行(1546頃)「上に蓋へる土木盤石、押し倒し取り払って」
② 木材、鉄材、土石などを使ってする建物、道路河川、港湾などの工事。土木工事。
※権記‐長保四年(1002)三月一九日「仍営造之間、重制過差、不費土木之功力、可減柱梁之高大」
※正法眼蔵(1231‐53)行持下「薙艸すみやかならず、土木いとなまず」
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