奔湍(読み)ホンタン

デジタル大辞泉 「奔湍」の意味・読み・例文・類語

ほん‐たん【奔×湍】

早瀬急流急湍
「船を駆って又―に躍り込む」〈漱石虞美人草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奔湍」の意味・読み・例文・類語

ほん‐たん【奔湍】

〘名〙 はやせ。急流。飛湍。
※済北集(1346頃か)二・遊修禅寺二首「碧流衝石作奔湍。駆逐万雷声動山」 〔杜甫‐営屋詩〕

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普及版 字通 「奔湍」の読み・字形・画数・意味

【奔湍】ほんたん

奔流。急湍。明・高青邱〔茅の夏山過雨の図に題す〕詩 江南六、風雨ぐ 樹くして、巫陽の臺を見ず 湍、衝斷(しようだん)す、石橋の路 下、谷口に瀉(そそ)ぎて、相ひ喧(けんくわい)す 陰に林壑を開いて鬼去り 氣は古洞を濕(うるほ)して、蛟回(めぐ)る

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