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石橋 いしばし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石橋
いしばし

栃木県南部,下野市北部の旧町域。下野平野の中部にあり,宇都宮市の南に接する。 1891年町制。 1954年姿村と合体。 2006年南河内町,国分寺町と合体して下野市となった。中心地区の石は近世の日光街道宿場町から発展。かんぴょうの主要な取引地。機械,繊維などの工場が進出している。

石橋
しゃっきょう

能の曲名。五番目物。各流現行。作者未詳。季は初夏。ところは唐の清涼山の石橋。ワキの寂昭法師が,前ジテの樵童 (童子の面,黒頭,水衣,縫箔着流) に会い,石橋の向いは文殊菩薩浄土であることを告げられる。中入り後,間狂言が仙人として登場のあと,乱序,露ノ拍子の習事の囃子に次いで,後ジテ獅子 (獅子口の面,赤頭,法被半切) が現れ,紅白の牡丹を飾った2つの一畳台で,豪華絢爛な獅子舞を舞う。重い習物で,祝言の意味で,半能で上演されることが多い。小書 (こがき) に,大獅子,師資十二段之式,連獅子,和合,真の型,三つ台などがある。後世の芸能に影響を与え,歌舞伎に石橋物として取入れられている。

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デジタル大辞泉の解説

いし‐ばし【石橋】

石でつくった橋。
石を飛び飛びに置いて、伝っていくようにしたもの。飛び石。
「三十ばかりの女…、―をふみ返して過ぎぬるあとに」〈宇治拾遺・四〉

いしばし【石橋】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「石橋」姓の人物
石橋思案(いしばししあん)
石橋湛山(いしばしたんざん)
石橋忍月(いしばしにんげつ)

しゃっきょう〔シヤクケウ〕【石橋】

謡曲。五番目物。寂昭法師が入唐して清涼山の石橋に行くと、童子が現れ、橋のいわれを語って消える。やがて、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に仕える獅子(しし)が現れて牡丹(ぼたん)の花に狂い舞う。

せっ‐きょう〔セキケウ〕【石橋】

石造りの橋。いしばし。

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百科事典マイペディアの解説

石橋【いしばし】

石材,煉瓦,コンクリートを主材料とした橋。石工橋ともいう。これらの材料は引張りに弱く,圧縮に強いのでおもにアーチ橋として使用され,石積みアーチ橋は橋の代表であったが,鉄筋コンクリート,PSコンクリートの橋が出現してからはほとんど作られない。日本の代表的な例に長崎の眼鏡橋(1634年完成,橋長23m)など。
→関連項目

石橋【しゃっきょう】

(1)能の曲目。五番目物。五流現行。作者不明。能の中で最も激しい獅子(しし)舞を中心とした曲。石橋は文珠菩薩の浄土にかかる石の橋。それを渡ろうとする寂照法師に仙童が橋のいわれを語る前段は深山幽谷の景を描いて効果的である。そこへ菩薩の霊獣獅子が現れ牡丹(ぼたん)の間を舞い狂う。(2)(1)を原拠とする地歌・長唄の曲名。地歌は初世瀬川路考作詞,芳沢金七・若村藤四郎作曲(異説あり)。18世紀初めころの京坂の歌舞伎芝居歌が遺存したもの。系統によって詞章に抜き差しがある。上方舞の舞地にも使用。長唄は,1820年10世杵屋六左衛門作曲。元禄期に行われた外記(げき)節の《石橋》の詞章を利用したもの。《外記節石橋》《大石橋》とも。 このほか,能の《石橋》の獅子舞の趣向を取り入れてアレンジした歌舞伎舞踊作品は数多く,邦楽曲の中に石橋物と総称される作品群を形成している。長唄舞踊曲の《相生獅子》《枕獅子》《執着獅子》《連獅子》《鏡獅子》などが有名。
→関連項目切能物猩々所作事

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世界大百科事典 第2版の解説

いしばし【石橋 stone bridge】

橋桁を石材でつくった橋。石工橋あるいは石造橋ともいう。ごく短支間の場合には石の板をかけ渡したものもあるが,もっともよく用いられたのはアーチ構造としてである。石は圧縮には強いが引張りにはさして強くなく,接着困難,重いなどの欠点があるため,アーチとしての利用は賢明な方法であった。とくに著名な古代ローマ時代の石造アーチ橋力学の理にかなったまことに堅牢なつくりで,現在でもヨーロッパ各地にそのいくつかが残っている。

しゃっきょう【石橋】

(1)能の曲名。五番目物。祝言物。作者不明。前ジテは樵夫。後ジテは獅子。寂昭法師(じやくじようほつし)(ワキ)が天竺に渡り,文殊菩薩が住むという清涼山(しようりようせん)にいたり,石の橋を渡ろうとすると,来かかった樵夫に制止される。樵夫のいうには,この橋は幅が1尺にも足らず,苔(こけ)ですべりやすく,下は千丈の谷底で,人間の渡り得る橋ではない。ここでしばらく奇瑞を待つのがよいと教えて立ち去る(〈クセ〉)。

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大辞林 第三版の解説

いしばし【石橋】

石で造った橋。石の橋。
[句項目] 石橋を叩いて渡る

いしばし【石橋】

姓氏の一。

しゃっきょう【石橋】

能の一。五番目物。作者未詳。出家した大江定基が入唐して清涼山の石橋で童子に会う。童子は橋のいわれと文殊の浄土の奇特を教えて去る。やがて、獅子が現れ、牡丹の花に戯れながら壮絶華麗な舞をみせる。

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世界大百科事典内の石橋の言及

【連獅子】より

…(1)能《石橋(しやつきよう)》の小書(こがき)(変型演出の名)。観世流は〈大獅子(おおじし)〉と称する。…

※「石橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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