女部屋(読み)オンナベヤ

デジタル大辞泉 「女部屋」の意味・読み・例文・類語

おんな‐べや〔をんな‐〕【女部屋】

女のいる部屋。ふだん女だけが使う部屋。
下女などが寝起きする部屋。女中部屋。⇔男部屋
江戸時代、女を入れたろうの俗称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「女部屋」の意味・読み・例文・類語

おんな‐べや をんな‥【女部屋】

〘名〙
① 女中部屋。下女部屋。⇔男部屋
※雑俳・柳多留‐一二(1777)「女べや夜半には君が一人行き」
② 女のいつもいる部屋。女専用の部屋。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「遣手(やりて)といふのが女部屋の助役見た様なものだらうと思ひます」
女牢(おんなろう)をいう、江戸時代の牢内の語。〔牢獄秘録(17C中)〕

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