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遣手 やりて

世界大百科事典 第2版の解説

やりて【遣手】

妓楼で遊女,新造,かむろ(禿)を監督する女。遣手婆(やりてばば)ともいい,また香車(きようしや)の別称がある。遊女らの行動を監視するほか,遊客を品定めして遊興の程度をはかるなど,遊女屋の最前線を統轄する役であり,細見(さいけん)類にも名まえが掲載された。営業に反する遊女をせっかんする悪婆として描かれることが多いが,大店(おおみせ)では行儀のしつけや相談相手などの世話をした。遊女上がりなどの遊郭関係者でなければ務まらないが,給料は無給か少額で,祝儀金や遊興費の歩合を収入とした。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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