デジタル大辞泉 の解説 山中さんちゅうの賊ぞくを破やぶるは易やすく心中しんちゅうの賊ぞくを破やぶるは難かたし 《王陽明「与楊仕徳薛尚誠書」から》山中に立てこもっている賊を討伐するのはやさしいが、心の中の邪念に打ち勝つことはむずかしい。自分の心を律することは困難であるというたとえ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 の解説 さんちゅう【山中】 の 賊(ぞく)を破(やぶ)るは易(やす)く心中(しんちゅう)の賊(ぞく)を破(やぶ)るは難(かた)し (「王陽明‐与楊仕徳・薛尚誠書」の「某向在二横水一、嘗寄二書仕徳一云、破二山中賊一易、破二心中賊一難。区区翦二除鼠竊一、何足レ為レ異。若諸賢掃二蕩心腹之寇一、以収二廓清平定之功一、此誠大丈夫不世之偉績」から) 山中にたてこもる賊を打ち破るのはたやすいことだが、心中の邪念に打ち克つことはむずかしい。自らを律することの困難であることのたとえ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報