思ひ染む(読み)オモイソム

デジタル大辞泉 「思ひ染む」の意味・読み・例文・類語

おもい‐そ・む〔おもひ‐〕【思ひ染む】

[動マ四]深く思い込む。強く決心する。
「いとかりそめに入りし山の、やがて出でじとさへ―・みぬ」〈幻住庵記
[動マ下二]深く心中に思う。深くかわいがる。
「子ども多くはべれど、これはさまことに―・めたる者にはべり」〈東屋

おもい‐し・む〔おもひ‐〕【思ひ染む】

[動マ四]心に深く思う。深く心に感じる。
「いとあはれとものを―・みながら」〈桐壺
[動マ下二]おも(思)いし(染)める」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android