思い染める(読み)オモイシメル

デジタル大辞泉 「思い染める」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・める〔おもひ‐〕【思い染める】

[動マ下一][文]おもひし・む[マ下二]深く心に染み込ませる。
「眼早くそれをて取ッて、直ちに心に―・める」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思い染める」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・めるおもひ‥【思染】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おもひし・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 深く心にしみこます。
    1. [初出の実例]「蔵人思ひしめたる人の、ふとしもえならぬが」(出典:枕草子(10C終)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android