悲秋(読み)ひしゅう

精選版 日本国語大辞典 「悲秋」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しゅう ‥シウ【悲秋】

〘名〙 ものがなしく感じられる秋。また、秋の気配に感じてものがなしさをおぼえること。
天地有情(1899)〈土井晩翠〉星落秋風五丈原「祁山悲秋の風更けて 陣雲暗し五丈原」 〔杜甫‐九日藍田崔氏荘詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「悲秋」の読み・字形・画数・意味

【悲秋】ひしゆう(しう)

もの悲しい秋。唐・杜甫〔登高〕詩 里悲秋、常に客と作(な)り 百年多(たへい)にして、獨り臺に上る

字通「悲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android