慎密（読み）シンミツ

デジタル大辞泉

しん‐みつ【慎密】

［名・形動ナリ］つつしみ深くて、よく注意の行き届くこと。また、そのさま。
「其動作沈静―なるを見る」〈ファン＝カステール訳・彼日氏教授論〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しん‐みつ【慎密】

〘名〙 (形動) つつしみ深くて、ゆきとどいていること。また、そのさま。綿密。

※本朝文粋（1060頃）三・弁散楽〈秦氏安〉「寔是供_二奉于中禁_一、慎_二密於外人_一者也」

※彼日氏教授論（1876）〈ファン=カステール訳〉九「殊に其動作沈静慎密なるを見る」 〔易経‐繋辞上〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【慎密】しんみつ

つつしみ深く注意する。〔易、辞伝上〕君、密ならざれば則ち臣を失ひ、臣、密ならざれば則ち身を失ひ、事、密ならざれば則ちる。是(ここ)を以て君子は、愼密にして出ださざるなり。

字通「慎」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」