手矢・手箭(読み)てや

精選版 日本国語大辞典 「手矢・手箭」の意味・読み・例文・類語

て‐や【手矢・手箭】

〘名〙
① (すぐ射ることができるように)手もとに持つ矢。
今昔(1120頃か)二六「弓を手箭に取て、〈略〉待立てる程に」
武器の一つ。手突きの矢。太くて短い竹または丸木の篦(の)に大型の素鏃(すやじり)をすげ、矢羽をつけ、筈(はず)腕貫(うでぬき)の緒をつけたもの。弓を用いないで手で敵に投げつけて打ち込むためのもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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