押し靡ぶ(読み)オシナブ

デジタル大辞泉 「押し靡ぶ」の意味・読み・例文・類語

おし‐な・ぶ【押し×靡ぶ/押し並ぶ】

[動バ下二]
力を加えてなびかせる。
婦負めひの野のすすき―・べ降る雪に宿借る今日し悲しく思ほゆ」〈・四〇一六〉
すべて一様にする。
「軽々しう―・べたるさまにもてなすなるがいとほしきこと」〈・葵〉
(完了の助動詞「たり」を伴い、多く打消しに用いて)平凡である。普通である。
中納言の君、中務などやうの―・べたらぬ若人どもに」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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