朝月夜(読み)アサヅクヨ

デジタル大辞泉 「朝月夜」の意味・読み・例文・類語

あさ‐づくよ【朝月夜】

月が残っている明け方
「―明けまく惜しみ」〈・一七六一〉
明け方まで残っている月。有明の月。あさづきよ。
「―さやかに見れば」〈七九

あさ‐づきよ【朝月夜】

あさづくよ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝月夜」の意味・読み・例文・類語

あさ‐づくよ【朝月夜】

〘名〙
① (「月夜」は、月の意) 朝まで残る月。有明の月。⇔夕月夜(ゆうづくよ)
万葉(8C後)一・七九「わが宿(ね)たる 衣の上ゆ 朝月夜(あさづくよ) さやかに見れば 栲(たへ)の穂に 夜の霜降り
② 月が残っている明け方。あさづきよ。《季・秋》
※万葉(8C後)九・一七六一「秋萩の 妻を枕(ま)かむと 朝月夜(あさづくよ) 明けまく惜しみ」

あさ‐づきよ【朝月夜】

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