棚曇(読み)タナグモリ

デジタル大辞泉 「棚曇」の意味・読み・例文・類語

たな‐ぐもり【棚曇(り)】

《「たな」は接頭語》空一面に雲が広がること。すっかり曇ること。とのぐもり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「棚曇」の意味・読み・例文・類語

たな‐ぐも・る【棚曇】

〘自ラ四〙 (「たな」は接頭語) 一面に曇る。曇りわたる。とのぐもる。
万葉(8C後)一三・三三一〇「棚曇利(たなぐもリ) 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来」

たな‐ぐもり【棚曇】

〘名〙 空一面に曇ること。
※俳諧・桜川(1674)秋一「聖霊やなみだの雨に棚くもり〈宗吾〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android