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聖霊 せいれいSanctus Spiritus; Holy Spirit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聖霊
せいれい
Sanctus Spiritus; Holy Spirit

三位一体玄義における3つの位格 personaの一つであり,ペルソナとしての独自性を有する一方,また真なる神として父と子とともに一つの実体をなす。子が父から生れるのに対して父 (および子) から発出するものであり,人々の霊魂を照し清め強め慰めるものとしてイエス・キリストについてのあかしを示し,キリストの栄光を現し人々を導いて,すべての真理を悟らせるのである。聖霊は絶えず人々の間に働き,彼らを聖化し,キリストの肢体である教会を「立てる」働きが帰せられている。

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デジタル大辞泉の解説

せい‐れい【聖霊】

Holy Spirit》キリスト教で、父なる神、子なるキリストとともに三位(さんみ)一体を形成する第三の位格。人に宿り、啓示を与え、聖化へと導く。助け主。慰め主。

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百科事典マイペディアの解説

聖霊【せいれい】

キリスト教の三位一体の第3の位格(ペルソナ)。英語でHoly Spirit,Holy Ghost。父なる神,子なるイエス・キリストと同一実体で,父と子から永遠の愛として出る霊(ただし東方教会では,父からのみ発出するとされ,東西教会の教義上の争点)。
→関連項目聖霊降臨祭

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世界大百科事典 第2版の解説

せいれい【聖霊 Holy Spirit】

霊は一般に超自然的な働きをもち,特定の宗教であるなしにかかわらず精神や身体に働きかけて,これに生命と特殊な力とを付与するものと考えられた。霊の働きはふつう宗教と共同体とに制約され,霊能者はその中でしか生まれないと見られるが,その制約と価値づけを超えるのが霊の特質でもあるので,非論理(パラロジカル)であるだけでなく,悪霊ともいっしょになって働くのである。キリスト教では霊の人格性と聖性を強調して〈聖霊〉と呼び,三位一体のうちの一位格とする。

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大辞林 第三版の解説

せいれい【聖霊】

キリスト教で、三位一体(父・子・聖霊)の第三位格。原始キリスト教では、治癒・奇跡・預言などの特別の能力を与えるものと信じられたが、のちには、信徒に働きかけ力を与えて支え導き、神の業を遂行するものとされる。御霊みたま

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

聖霊
せいれい
Holy Spirit英語
Pneumaギリシア語

キリスト教における三位(さんみ)一体論の第三位格。父なる神、子なる神と本質を同じくし、三者で一体を形成すると信じられている。『旧約聖書』では「霊」にあたるヘブライ語は「ルーアハ」ruah.であるが、これは本来神の「息」あるいは「風」を意味し、人間の生命原理とみなされている。『新約聖書』ではギリシア語の「プネウマ」がそれにあたるが、霊は神の力そのものであり、しばしば黙示文学にみられるような超自然的幻想を呼び起こす力も、霊の作用に数えられる。福音書(ふくいんしょ)記者たちは、イエスを神の霊に満たされた人として表現し、イエスのなかに、悪霊に憑(つ)かれた者をたちどころに癒(いや)す驚異的な霊力を認めている。「霊の人」が原始キリスト教会において特別な意味を担っていたことは、「使徒行伝(ぎょうでん)」や「パウロの手紙」を通して明らかである。[山形孝夫]

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