泥団(読み)デイダン

デジタル大辞泉 「泥団」の意味・読み・例文・類語

でい‐だん【泥団】

どろのかたまり。なんの役にもたたないもの、無意味なもののたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「泥団」の意味・読み・例文・類語

でい‐だん【泥団】

〘名〙
① どろのかたまり。
正法眼蔵(1231‐53)古鏡「塼を泥団なりとかろしめば、人も泥団なりとかろからん」
仏教で、俗人肉体をどろにたとえたもの。
草枕(1906)〈夏目漱石〉六「自在に泥団を放下して、破笠裏に無限の青嵐を盛る」

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