涙の糸(読み)ナミダノイト

デジタル大辞泉 「涙の糸」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐の‐いと【涙の糸】

ほおを伝わり、筋となって流れる涙を糸に見立てた語。
二人の心ぞ不憫なる、―の結び松」〈浄・曽根崎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「涙の糸」の意味・読み・例文・類語

なみだ【涙】 の 糸(いと)

頬をつたわって、涙の流れるのを糸に見立てていう語。涙の筋。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)道行「二人の心ぞ不便なる、涙のいとの結び松」

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