火矢・火箭(読み)ひや

精選版 日本国語大辞典 「火矢・火箭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐や【火矢・火箭】

〘名〙 発火用の矢。古くは鏃(やじり)燃木(もえぎ)を加え、近世油紙火薬を加えて矢先きを包んだものや、竹の鏃に火薬をまとわせたものを用いた。さらに特殊の仕掛けによる石火矢・団子火矢・棒火矢などがある。
太平記(14C後)六「火矢(ヒヤ)を射れば水弾(みづはじき)にて打消候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android