父御(読み)チチゴ

デジタル大辞泉 「父御」の意味・読み・例文・類語

ちち‐ご【父御】

他人の父を敬っていう語。尊父。ててご。⇔母御ははご
[類語]父君ふくん父君ちちぎみ尊父御親父

てて‐ご【父御】

父、特に他人の父を敬っていう語。ちちご。
「―にきっと約束して来たからは」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「父御」の意味・読み・例文・類語

てて‐ご【父御】

〘名〙 父を敬っていう語。ふつう他人の父に対していう。ちちご。
※浄瑠璃・堀川波鼓(1706頃か)中「姉はてて子の孫(そん)をつぎ後紐から酒を呑む」

ちち‐ご【父御】

〘名〙 父を敬っていう語。主として他人の父に対して用いる。ててご。尊父。
※九冊本宝物集(1179頃)四「ちちごの御ともに、公達あまた中堂にまいり給ひけるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android