父君(読み)チチギミ

  • ▽父▽君
  • ▽父君
  • ててき
  • ててぎみ
  • ふくん

大辞林 第三版の解説

父を敬っていう語。父上。
父の尊敬語。父上。ちちぎみ。 -の我を思ほしし時には/宇津保 菊の宴
他人の父親を敬っていう語。父上。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 父を敬っていう語。父上。
※万葉(8C後)六・一〇二二「父公(ちちぎみ)に 吾はまな子ぞ 母刀自に 吾はまな子ぞ」
〘名〙 「ててぎみ(父君)」の略。
※多武峰少将物語(10C中)「などかててきの久しく見えざらむとて」
〘名〙 父を敬っていう語。ちちぎみ。ててき。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「てて君のわれをおもほし時には」
〘名〙
① 父を敬っていう語。ちちぎみ。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉八「父君の急病を報知せんと」
② 父のような慈君。
※海道記(1223頃)鈴鹿より市腋「民烟の煙は父君心躰を思火よりにきはひ」

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