片袴(読み)カタバカマ

デジタル大辞泉 「片袴」の意味・読み・例文・類語

かた‐ばかま【片×袴】

両脚に分かれる袴の片方の脚。
山伏などが用いる短い袴。旅行用の下にはく短い袴とも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「片袴」の意味・読み・例文・類語

かた‐ばかま【片袴】

〘名〙
① 袴の、足を踏み入れる片方。
満佐須計装束抄(1184)一「まづかたばかまをよきほどにひきいだして」
② 僧、山伏などのはく短い袴。また、旅行の際、普通の袴の下にはく短い袴ともいう。
今昔(1120頃か)一一「忽に水干袴を令調(ととのへしむ)るに、此の幼き娘有て、此の童の修行に出づる料也。功徳の為也と云て、此の片袴を継てけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android