片裄(読み)カタユキ

デジタル大辞泉 「片裄」の意味・読み・例文・類語

かた‐ゆき【片×裄】

衣服左右の裄の片方
着物を左右いずれかに片寄せて着ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「片裄」の意味・読み・例文・類語

かた‐ゆき【片裄】

〘名〙
① 衣服の、左右いずれか一方のゆき
※歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)大切「羽織は格別、強弓のその片裄(カタユキ)の、長い其方に」
② 着物を左右どちらかにずらせてだらしなく着ていること。
※滑稽本・人心覗機関後編(1848)下「着たる羽織は片(カタ)ゆきにいくぢもなく」

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