物の師(読み)モノノシ

デジタル大辞泉 「物の師」の意味・読み・例文・類語

もの‐の‐し【物の師】

学問芸能などを専門として教える人。特に、歌舞音曲の師。
「都の―といふ限りは迎へとりつつ」〈宇津保・吹上上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物の師」の意味・読み・例文・類語

もの【物】 の 師(し)

① 学問・芸能など専門の道に関することを教授する者。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「もののしごとにかくの給へばこそ、いと無才になりぬべけれ」
② 特に、歌舞音曲の師。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「これらは、もののし、舞人、声あり、かたちあるもの選びたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報