相読(読み)あいよみ

精選版 日本国語大辞典 「相読」の意味・読み・例文・類語

あい‐よみ あひ‥【相読】

〘名〙
① (━する) いっしょに読むこと。
狂言記・文山賊(1660)「いざ、是へよらせませ。相読(アイヨミ)せふ」
② (━する) (「よむ」は数えるの意) 銭などを、いっしょに数えること。
日葡辞書(1603‐04)「Aiyomi(アイヨミ)〈訳〉同じ物を他の者といっしょに数える」
③ (算用のとき、金高の読み合わせをする人の意から) 証人
※日葡辞書(1603‐04)「Aiyomiga(アイヨミガ) ナイ〈訳〉比喩。証人がない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android