花の兄(読み)ハナノアニ

デジタル大辞泉 「花の兄」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐あに【花の兄】

《他の花に先立って咲くところから》のこと。
「花の中にも始めなれば、梅花を―ともいへり」〈謡・難波

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花の兄」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 兄(あに)

(四季の花の中で他の花にさきがけて咲くところから) 梅の異称。《季・春》
※梵燈庵主袖下集(1384か)「たとへば梅を花の兄と申事、万の草木の先に花開が故に」

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