若輩・弱輩(読み)じゃくはい

精選版 日本国語大辞典 「若輩・弱輩」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐はい【若輩・弱輩】

〘名〙
① 年齢の若い者。年少者。また、自分の技量経験などをへりくだっていう。
太平記(14C後)五「若輩(ジャクハイ)の興を勧る舞にてもなし。又狂者の言を巧にする戯にも非す」
阿部一族(1913)〈森鴎外〉「『弱輩(ジャクハイ)の身を以って推参ぢゃ、控へたら好(よ)からう』と云ったものがある。長十郎は当年十七歳である」
② (形動) 経験や力量の未熟なこと。また、そのさまや人。幼稚。
※園太暦‐貞和元年(1345)七月九日「而学侶使者上洛、此事若輩沙汰、殊驚申之由謝之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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