若輩(読み)ジャクハイ

デジタル大辞泉 「若輩」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐はい【若輩/弱輩】

[名・形動]
年が若い者
未熟で経験の浅いこと。また、そのさま。自分を卑下していう語。他人に用いれば軽蔑の意になる。
「―な自分はあによめの涙を眼の前に見て」〈漱石行人
[類語]未成年少年若造青二才・年少者・子供ティーンエージャーティーンローティーンハイティーン思春期十代

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「若輩」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐はい【若輩・弱輩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年齢の若い者。年少者。また、自分の技量経験などをへりくだっていう。
    1. [初出の実例]「若輩(ジャクハイ)の興を勧る舞にてもなし。又狂者の言を巧にする戯にも非す」(出典太平記(14C後)五)
    2. 「『弱輩(ジャクハイ)の身を以って推参ぢゃ、控へたら好(よ)からう』と云ったものがある。長十郎は当年十七歳である」(出典:阿部一族(1913)〈森鴎外〉)
  3. ( 形動 ) 経験や力量の未熟なこと。また、そのさまや人。幼稚。
    1. [初出の実例]「而学侶使者上洛、此事若輩沙汰、殊驚申之由謝之」(出典:園太暦‐貞和元年(1345)七月九日)

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普及版 字通 「若輩」の読み・字形・画数・意味

【弱輩】じやくはい

若者たち

字通「弱」の項目を見る


【若輩】じやくはい

汝ら。

字通「若」の項目を見る

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