力量(読み)リキリョウ

デジタル大辞泉 「力量」の意味・読み・例文・類語

りき‐りょう〔‐リヤウ〕【力量】

物事を成し遂げる力の程度能力の大きさ。「指導者としての力量が問われる」
物理的な力の量。また、エネルギーの量。
[類語]能力才能才覚文才才気手筋手際手腕手並み腕前技量

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精選版 日本国語大辞典 「力量」の意味・読み・例文・類語

りき‐りょう‥リャウ【力量】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事をなす力の程度。能力。腕前。器量
    1. [初出の実例]「かくのごとくの道理、仏法の力量の究竟せざるにはあらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)谿声山色)
    2. 「忠実は打物取て手は、ききたれども、力量(リキリャウ)なき者なれば、力増りに逢て始終は叶はじと覚るぞ」(出典太平記(14C後)二九)
  3. ( 形動 ) 力の程度がすぐれていること。力があること。すぐれた腕前であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「後藤筑後守舎弟美作守膂力過人、大力量者也。其武雄天下無其隠者也」(出典:蔭凉軒日録‐文明一九年(1487)四月一五日)
  4. 力の量。エネルギーの量。
    1. [初出の実例]「先づ財本を費し工場を設け種々の大力量を発すべき器械を結構し多量の材料を貯へ工人の衣食を備ふる事を要す」(出典:経済小学(1867)上)

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普及版 字通 「力量」の読み・字形・画数・意味

【力量】りきりよう(りやう)

能力。器量。宋・陸游飲酒〕詩 陸生を學んで力量を缺き 胸(胸のうち)、未だ能く和(やは)らぎて(わうわう)たらず 百年自ら笑い、悲足るを 事聊(いささ)か須(すべか)らく暢(かんちやう)すべし

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