草結び(読み)クサムスビ

デジタル大辞泉 「草結び」の意味・読み・例文・類語

くさ‐むすび【草結び】

簡素な小屋を作って住むこと。
「この山の遥かの麓に、―する女なるが」〈謡・身延
《草を結んで道しるべにしたところから》人に先立って事を始めること。草分け
「その―より久しき里人に弥藤太と呼び続けて」〈浮・新可笑記
男女の縁を結ぶこと。縁結び。
化粧坂けはひざかの少将様に頼まれ、弟の五郎様との―」〈浄・虎が磨〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例