菰畳(読み)コモダタミ

デジタル大辞泉 「菰畳」の意味・読み・例文・類語

こも‐だたみ【×菰畳/薦畳】

[名]マコモで編んで作った畳。
[枕]いく重にも重ねて編む意から、「」と同音を持つ地名平群へぐり」の「へ」にかかる。たたみこも。
「―平群へぐり朝臣あそが鼻の上を掘れ」〈・三八四三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菰畳」の意味・読み・例文・類語

こも‐だたみ【菰畳】

[1] 〘名〙 真菰(まこも)で編んで作った畳。
[2] こもを幾重にも重ねて編み作ることから、「重(へ)」と同音を持つ地名「平群(へぐり)」の「へ」にかかる。
万葉(8C後)一六・三八四三「何所そ真朱(まそほ)掘る岳(をか)薦畳(こもたたみ)平群の朝臣が鼻の上を穿(ほ)れ」

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