コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

朝臣 あそん

12件 の用語解説(朝臣の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

朝臣
あそん

「あそみ」ともいう。古代の (かばね) の一つ。八色 (やくさ) の姓 (684制定) の第2位。皇別氏族の有力者に与えられたが,のちには有力氏族がこれを称した。平安時代には最高の姓となった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

あそみ【臣】

天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第二位。初めは、皇族から降下した有力氏族に与えられたが、平安時代以後は皇子・皇孫にも与えられ、姓の第一位となった。あそ。あそん。

あそん【臣】

《「あそみ」の音変化。中・近世は「あっそん」とも》
あそみ(朝臣)」に同じ。
平安時代、五位以上の人につける敬称。三位以上は姓の下につけ、四位は名の下につけ、五位は姓名の下につけたという。「藤原朝臣」「信隆(のぶたか)朝臣」「在原業平(ありわらのなりひら)朝臣
(代名詞的に用いて)平安時代、宮廷貴族間で使われた、男子に対する呼び方。
「―や、御休み所もとめよ」〈・藤裏葉〉

あっそん【臣】

あそん

ちょう‐しん〔テウ‐〕【朝臣】

朝廷の臣下。廷臣。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

朝臣【あそみ】

朝臣(あそん)

朝臣【あそん】

〈あそみ〉とも読む。日本古代の(かばね)の一種。天武朝の八色(やくさ)の姓の第2位で,初めは皇別氏族の有力者に賜与(しよ)。平安時代からは最高の姓とみられ,皇子,皇女の臣籍降下の際にも賜与。
→関連項目菅原氏

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

あそん【朝臣】

日本古代の(かばね)の一つ。684年(天武13)に制定された八色の姓(やくさのかばね)の第2位。主として旧姓が臣(おみ)であった有力な氏族に授けられ,系譜的には景行天皇以前の諸天皇の子孫であると称する皇別(こうべつ)の氏族であるのが特徴。ただし旧姓が連(むらじ)の中臣氏,旧姓が公(きみ)の大三輪氏・胸方(むなかた)氏・鴨氏のように神別(しんべつ)とされている氏族もふくまれている。朝臣の語義は,アセ(吾兄)の古形で敬愛の意をあらわすアソ(吾兄)という呼称と,朝廷の臣下であることを示すオミ(臣)との複合語で,漢語の〈朝臣〉をあてはめたものといわれている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

あそみ【朝臣】

古代の姓かばねの一。684年に制定された八色やくさの姓の第二位。最初は皇別の有力な氏に与えられたが、平安時代以降、有力な氏や皇子皇孫にも与えられるようになった。あそ。あそん。あっそん。

あそん【朝臣】

〔「あそみ」の転。「あっそん」とも〕
あそみ 」に同じ。
三位以上の人の姓の下、四位の人の名の下に付けて敬意を表す。 「源-頼政」 「源中将それがしの-/狭衣 1
廷臣が互いに敬意をこめて、相手を呼ぶ語。代名詞のように用いる。あなた。 「 -や。御やすみ所もとめよ/源氏 藤裏葉

ちょうしん【朝臣】

朝廷に仕える臣。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朝臣
あそん

684年(天武天皇13)に制定された八色(やくさ)の姓(かばね)の第二位の姓。第一位の真人(まひと)は、天皇の縁者で功績のあった豪族に与えられたが、朝臣は蘇我(そがの)(石川)臣(おみ)、大春日臣(おおかすがのおみ)、下道臣(しもつみちのおみ)、上毛野君(かみつけぬのきみ)など、それより遠縁とされる有力な豪族に与えられた。初めは真人の下に置かれたが、まもなく逆転し、のちしだいに高い地位を表す姓となった。平安時代以降は第一位の姓として、多くの豪族がこれを名のった。[原島礼二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の朝臣の言及

【氏姓制度】より

… このような氏の再編の作業はひきつづき行われ,684年(天武13)に,〈八色の姓(やくさのかばね)〉が制定された。その目的は,上位の4姓(かばね),つまり真人(まひと),朝臣(あそん),宿禰(すくね),忌寸(いみき)を定めることで,真人は,継体天皇より数えて5世以内の世代の氏にあたえられたといわれ,皇子・諸王につぐ皇親氏族を特定したので,飛鳥浄御原令で,官位を皇子・諸王と貴族(諸臣)で区別したことと共通する。したがって,貴族の姓(かばね)としては,朝臣,宿禰,忌寸の三つで,これが〈甲子の宣〉の大氏,小氏,伴造氏の発展形であり,その間にさらに氏族の再編が進められ,朝臣52氏,宿禰50氏,忌寸11氏におさめられたのである。…

【八色の姓】より

…天武の新姓ともいう。《日本書紀》天武13年10月条に〈諸氏の族姓(かばね)を改めて,八色の姓を作りて,天下の万姓を混(まろか)す〉とあり,真人(まひと),朝臣(あそん∥あそみ),宿禰(すくね),忌寸(いみき),道師(みちのし),(おみ),(むらじ),稲置(いなぎ)の8種類があげられている。第1の真人は,主として継体天皇以降の天皇の近親で,従来,公()(きみ)の姓を称していたものに授けられた。…

※「朝臣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

朝臣の関連キーワード末孫名字朝臣レスターBピアソンポアソンダブリルポアッソンの係数ポアッソンの定数ポアッソンの法則(断熱変化)ポアッソンの方程式(電気)ポアッソン‐ピアソン公式あそみ

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

朝臣の関連情報