走ごく(読み)ハシゴク

デジタル大辞泉 「走ごく」の意味・読み・例文・類語

はし‐ごく【走ごく】

《「はしりごくら」の音変化》急いで駆けること。また、駆けくらべをすること。かけっこ。競走
祖父様ぢさま何ぢゃと、―で出で来る子供」〈浄・手習鑑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「走ごく」の意味・読み・例文・類語

はし‐ごく【走ごく】

〘名〙 (「はしりこくら」の変化した語) 競走すること。また、急いで駆けること。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)四「祖父様何じゃと、はしごくで出くる子供のぐんぜなき」

はしり‐ごく【走ごく】

〘名〙 (「ごく」は接尾語) =はしりくらべ(走競)
※雑俳・揉鬮題折句(1751‐64頃)「走りごく小猫に負て寝る妾」

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