走競(読み)はしりくらべ

精選版 日本国語大辞典 「走競」の意味・読み・例文・類語

はしり‐くらべ【走競】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二人以上のものが、同じ距離を走ってその速さを競うこと。競走。かけくらべ。はしりくら。はしりこぎり。はしりごく。はしりごくらい。はしりっこ。はしりこくら。〔書言字考節用集(1717)〕
  3. ある目的を達するために、他と競うこと。
    1. [初出の実例]「むかしの蔵人は、今年の春夏よりこそ泣きたちけれ、いまの世にははしりくらべをなんする」(出典:枕草子(10C終)八八)

はしり‐こぎり【走競】

  1. 〘 名詞 〙はしりくらべ(走競)
    1. [初出の実例]「薄(すすき)をし並み、かくれんぼ。はしりこぎりこぎりや」(出典浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)道行)

はしり‐くら【走競】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はしりぐら」とも ) =はしりくらべ(走競)
    1. [初出の実例]「勝負の事に、はしりくら、みちこぐらなどいへる」(出典:名語記(1275)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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