辻噺(読み)ツジバナシ

デジタル大辞泉 「辻噺」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ばなし【××噺】

道ばたで、笑い話などをして銭を得ること。また、その話。延宝・天和(1673~1684)ごろから京都つゆの五郎兵衛が始めたという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「辻噺」の意味・読み・例文・類語

つじ‐ばなし【辻噺】

〘名〙 町の辻や社寺境内などで、滑稽な笑い話などを聞かせて銭を得ること。また、その話。落語小咄の始まりをなすもの。
※俳諧・末若葉(1697)上「尻もかしらも扣く蚊もだへ 振廻のほきほき酔に辻咄〈紫雫〉」

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