金棒を引く(読み)かなぼうをひく

精選版 日本国語大辞典 「金棒を引く」の意味・読み・例文・類語

かなぼう【金棒】 を=引(ひ)く[=引(ひ)き摺(ず)る]

夜警などの時、金棒を引いて歩く。
浄瑠璃本田善光日本鑑(1740)二「折もこそあれ村のあるきが鉄棒引きずり駈け来り」
② 語義未詳。人をおどすような言動をすることか。
※浄瑠璃・古戦場鐘懸の松(1761)三「殿中に鉄棒引ずる長袴
③ ちょっとしたことを大げさにふれまわる。→金棒引き②。
洒落本辰巳婦言(1798)宵立の部「『誰(だ)がかな棒ひいた』『誰でもサ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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