ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「辰巳婦言」の意味・わかりやすい解説
辰巳婦言
たつみふげん
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…洒落,滑稽の黄表紙の正統を守った作風で,まじめさとストーリーの興味を第一とする寛政改革後の黄表紙の傾向に反発しているが,時流に抗しきれず,典型的な敵討物《雷太郎強悪物語(いかずちたろうごうあくものがたり)》(1806)を発表,合巻形式流行の端緒をつくった。また98年(寛政10)刊《辰巳婦言(たつみふげん)》を初作として洒落本数作を発表するが,1806年(文化3)に滑稽本の処女作《戯場粋言幕之外(げじようすいげんまくのそと)》《酩酊気質(なまえいかたぎ)》を発表,以後,資質にあった滑稽本の作者として活躍する。代表作《浮世風呂》《浮世床》のほか,江戸庶民の日常生活に取材して,人間の性癖・気質や心の表裏などを徹底した写生で会話を主として描き,皮肉な笑いを打ち出した《早替胸機関(はやがわりむねのからくり)》(1810),《四十八癖》(1812‐13),《人間万事虚誕計(にんげんばんじうそばつかり)》(1813),《古今百馬鹿》(1814)などがある。…
※「辰巳婦言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新