世界大百科事典(旧版)内のēchosの言及
【楽譜】より
…ビザンティンの記譜法は,およそ9~12世紀(初期),12~15世紀(中期),15世紀以後(後期)の3期に分けられ,中期のものが最も注目に値する。これは曲頭にその曲のエーコスēchos(旋法)が示され,これによって明らかになる開始音から,前の音との音程関係が次々に示されていく。たとえば,ファ‐ファ‐ミ‐ファ‐ラ‐レ‐レという旋律は,ファ‐同度‐下2度‐上2度‐上3度‐下5度‐同度というぐあいに表示される。…
※「ēchos」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」