最新 地学事典 「δ値」の解説
デルタち
δ値
δvalue
同位体存在度を表す尺度の一つで,未知試料の同位体比(Rx)を標準試料の同位体比(Rst)に対する千分率偏差(パーミル)で表し,次のように定義される。d=(Rx-Rst)/Rst×1,000(‰)。一般に軽元素の同位体比,2H/1H(D/H)・13C/12C・15N/14N・18O/16O・34S/32S等に対して用いることが多く,それぞれδ2H(δD)・δ13C・δ15N・δ18O・δ34Sのように表記する。標準試料としては,それぞれの元素に対して,標準平均海水(SMOW),PDB炭酸塩,空気,標準平均海水(VSMOW),CDTを用いるのが一般的である。
執筆者:松久 幸敬・藪崎 志穂
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

