標準試料

化学辞典 第2版の解説

標準試料
ヒョウジュンシリョウ
standard sample

化学分析では標準物質をもとにして,化学量論により各操作法の正確さを決定して分析法を確立する.合成物質,あるいは天然物質について,ある特定成分の含量の真の値に近いと思われる値がわかっている試料を標準試料という.この標準試料をつくるには,多くの実験室で,また異なった方法で,繰り返し分析し,その値を決めなければならない.アメリカの標準技術局(National Institute of Standards and Technology)が頒布する標準試料は多岐にわたり,また信頼度も大きい.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典内の標準試料の言及

【試薬】より

… そのほか,透明度限界を示す紫外部吸収端波長(カットオフ波長)を明記した吸収スペクトル測定用超高純度溶媒,規定液調製用原液アンプル,種々の指定濃度をもつ標準溶液,pH標準緩衝液などが市販されている。また,化学分析や各種試験の信頼性・性能のチェックに利用される成分・組成既知の〈標準試料〉が種々提供されている。 試薬を扱う場合は,その吸湿性,潮解性,風解性,二酸化炭素・空気による変質,光・熱の影響,実験室蒸気,塵埃(じんあい)などの混入に注意し,密封保存,冷暗所保存など細心の配慮が必要である。…

※「標準試料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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