標準平均海水(読み)ひょうじゅんへいきんかいすい

最新 地学事典 「標準平均海水」の解説

ひょうじゅんへいきんかいすい
標準平均海水

standard mean ocean water

水素および酸素同位体比をデルタ(δ)値で表示する際の標準試料。H.Craig(1961)は,海水の水素および酸素同位体比の平均値とNBS-1(水の標準試料)の水素および酸素同位体比の間に,D/H(海水)=1.050D/H(NBS-1),18O/16O(海水)=1.00818O/16O(NBS-1)の関係を求め,このような関係をもつ仮想的な海水を標準平均海水(SMOW(スモウ))と定義した。今日ではNBS-1が入手できなくなったので,国際原子力機関(IAEA)が作成した,SMOWと同位体組成のほぼ等しい実在の水標準試料を新たな標準平均海水として用いている。これをCraigが定義したSMOWと区別するため,VIENNA-SMOWと呼ぶことがある。

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岩石学辞典 「標準平均海水」の解説

標準平均海水

水を構成する酸素および水素の同位体比を表示する場合の標準試料.一般に水には空気がかなり含まれているので実験に際しては十分に沸騰させて使用する.しかし同位体によって蒸発速度が異なるので,純粋な水を作るために蒸留の操作を繰返すと同位体比が変化する.この基準として国際的には“大洋の水と同じ同位体組成をもつ水”ということになっている.

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