アカメモチ(読み)アカメモチ(その他表記)Photinia glabra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカメモチ」の意味・わかりやすい解説

アカメモチ(赤芽黐)
アカメモチ
Photinia glabra

バラ科の常緑小高木で東海道以西の暖かい地方に生え,生垣として栽培されることもある。別名ソバノキカナメモチ。葉は互生し,長楕円形から狭倒披針形で,縁に細かい鋸歯がある。若葉は紅色を帯びて美しい。初夏,枝先に円錐花序をつけ,白い5弁の小花が多数開く。果実は楕円状球形で,直径 5mm内外,秋から冬にかけて紅色に熟する。アカメモチというのは,新芽が赤いモチノキという意味で,またソバノキは白い花序をソバのそれになぞらえたものという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアカメモチの言及

【カナメモチ】より

…東海地方以西の本州,四国,九州に,また中国大陸にも分布する。西南日本では生垣として植えられることが多く,春に出る新葉が赤くて美しいので,アカメモチともいわれる。また,多数の白い花を,ソバの花に見たてて,ソバノキともいう。…

※「アカメモチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む