アクインクム(その他表記)Aquincum

デジタル大辞泉 「アクインクム」の意味・読み・例文・類語

アクインクム(Aquincum)

古代ローマ帝国時代の属州パンノニアの都。現在のブダペストオーブダ地区に位置する。2世紀頃の円形劇場、教会、住居浴場などの遺跡や、出土品を展示するアクインクム博物館がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアクインクムの言及

【ブダペスト】より

…マーチャーシュ教会その他のキリスト教会は今も機能しており,ユダヤ教会(シナゴーグ)もある。
[歴史]
 2世紀,ローマ時代にドナウ右岸の現在のオーブダObuda(ブダの上流)につくられたアクインクムAquincumがブダペストの出発点で,ローマ軍の駐屯地,下パンノニアの主都として栄えた。5世紀初めにフン族が到来,その後種々の部族がここを占領した。…

※「アクインクム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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