化学辞典 第2版 「アセチレン-アレン転位」の解説
アセチレン-アレン転位
アセチレンアレンテンイ
acetylene-allene rearrangement
アセチレン化合物は,強塩基と加熱すると,次のように異性化して平衡状態になる.各化合物の生成比は,塩基の種類や置換基X,Yの性質によって変化する.塩基としては,水酸化カリウム,カリウムアルコキシドなどが用いられる.X = H,Y = Clの場合には,塩化銅(Ⅰ)と塩化アンモニウムによってクロロアレンが得られる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報