化学辞典 第2版 「アゼピン」の解説
アゼピン
アゼピン
azepin
C6H7N(93.13).8π電子系となる含窒素七員環共役分子(1H-)およびその構造異性体(2H-,3H-,4H-)の総称.赤色の油状の1H-アゼピンは容易に無色の3H-アゼピンに異性化し,3H-アゼピンのみが安定であり蒸留できる.沸点25 ℃(13.3 Pa).3H-アゼピンはフェニルニトレンの環拡大反応によって生成する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報