アゼピン

化学辞典 第2版 「アゼピン」の解説

アゼピン
アゼピン
azepin

C6H7N(93.13).8π電子系となる含窒素七員環共役分子(1H-)およびその構造異性体(2H-,3H-,4H-)の総称赤色油状の1H-アゼピンは容易に無色の3H-アゼピンに異性化し,3H-アゼピンのみが安定であり蒸留できる.沸点25 ℃(13.3 Pa).3H-アゼピンはフェニルニトレンの環拡大反応によって生成する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android