あたける(読み)アタケル

デジタル大辞泉 「あたける」の意味・読み・例文・類語

あた・ける

[動カ下一]《「あだける」とも》暴れ騒ぐ。
家鹿かろくの為に起こされた。や―・けて―・けてどうもならぬ」〈滑・浮世床・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あたける」の意味・読み・例文・類語

あた・ける

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「あだける」とも )
  2. あばれさわぐ。当たり散らす。乱暴する。
    1. [初出の実例]「あれあの如く鼠があたけます」(出典:歌舞伎・兵根元曾我(1697)二)
  3. たわむれる。おどける。
    1. [初出の実例]「ざれたはふるる事を〈略〉陸奥にて、あだけるといふ」(出典:物類称呼(1775)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android