アッバ・マリ(その他表記)Abba Mari, ben Moses ben Joseph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アッバ・マリ」の意味・わかりやすい解説

アッバ・マリ
Abba Mari, ben Moses ben Joseph

13世紀後半のフランス人の律法博士。 Yarhiとも,Astruc,Don Astruc,En Astruc of Lunelなどとも呼ばれる。当時流行していたアリストテレス流の合理主義に対して正統を守るべく,有名な律法学者バルセロナのソロモン・ベン・アドレトに助勢を求めた書簡が"Minhat Kenaot"の表題でまとめられている。 1306年フィリップ4世によるユダヤ人のフランスからの追放ペルピニャンに移住した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む