アブドラ・イブン・フセイン(その他表記)Abdullah ibn al-Hussein

現代外国人名録2016 の解説

アブドラ・イブン・フセイン
Abdullah ibn al-Hussein

職業・肩書
ヨルダン国王(第4代)

国籍
ヨルダン

生年月日
1962年1月30日

出生地
アンマン

学歴
サンドハースト陸軍士官学校(英国),オックスフォード大学(国際関係論),ジョージタウン大学大学院(米国)〔1988年〕修了

経歴
イスラム教の予言者ムハンマドの直系子孫で、代々聖地メッカの太字を務めた名家・ハシム王家の出身。フセイン国王の長男として、英国出身の2番目の妻モナ王妃との間に生まれ、1歳の時に一度皇太子に就いたが、後継者としては幼すぎるため国王の実弟ハッサンに引き継がれた。4歳で渡英、米国、英国で教育を受ける。1984年帰国後も米国ジョージタウン大学で外交を学ぶ。’93年クウェート出身のラニア王妃と結婚。国内では軍事畑を歩み、陸軍大佐、准将を経て、’94年から王室警護などを担当する特別治安部隊司令官を務める。’97年特殊部隊司令官、同年少将に昇進。同年アンマンで起こったイラク代理大使ら暗殺事件の捜査では自ら指揮を執る。’99年1月再び皇太子に任命され、国王代行を経て、同年2月フセイン国王死去により、第4代ヨルダン国王に即位。同年11月エルサルム首都共有化案を提示。2000年6月ラワブデ首相を更迭。アラブ穏健派の指導者として中東和平の仲介役を担う。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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