アメリカ古期文化(読み)アメリカこきぶんか(その他表記)archaic culture in the Americas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメリカ古期文化」の意味・わかりやすい解説

アメリカ古期文化
アメリカこきぶんか
archaic culture in the Americas

新大陸における採集漁労民の文化 (前 6000~2000頃) 。後氷期の気候変化に伴い,大動物は死滅し,海岸では漁労,内陸では小動物の捕獲植物採集に依存する度合いが強まり,人々は季節的に移動するキャンプ生活を営むようになった。磨製の石斧石臼,石皿,石杵,骨角器,籠,編物袋,釣針,銛,錐などの生活用具が新たに発達した。メキシコのタマウリパスやテワカンでは前 4000年頃には豆,かぼちゃの栽培も始り,ペルーの海岸地帯でも前 3000年頃には同種の栽培が進み,他の領域に先んじて初期農耕文化の段階に入った。

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