アモルファス金属材料(読み)アモルファスきんぞくざいりょう(その他表記)amorphous metal material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アモルファス金属材料」の意味・わかりやすい解説

アモルファス金属材料
アモルファスきんぞくざいりょう
amorphous metal material

金属材料は主として金属原子から構成されており,その原子の配列が規則的なものを結晶と呼ぶのに対し,その配列に長範囲な規則性を欠き,きちんとした原子配列をもたないものを,アモルファス (非晶質) 金属という。この金属は,高温融体 (あるいは気体) を1秒間に 100万℃という超高速で瞬間冷却することにより,液体状態と同じ無秩序な原子配列に凍結することで作製できる。アモルファス金属の製造法には,高速回転する金属製ロールに溶融金属を吹付ける回転ロール法,冷媒液中に噴出させる液中紡糸法,溶湯流を高圧ガスで噴霧するガス噴霧法などがある。結晶とは異なり,物性に方向性がなく,粘り強い,硬い,腐食に強いなどの特徴がある。また,鉄やコバルトを含む合金ではすぐれた磁気特性 (軟磁性) を示すので,モータの鉄心,VTRの磁気ヘッド材,高周波用巻磁心,盗難防止用センサ材に利用されている。

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